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同数?配分?理想の在庫管理とは!?
2022年10月6日
いつもBOSSをご利用いただきありがとうございます!
ハングリード株式会社の森田です。
RSLへの出荷指示や受注処理でお役立ていただけますでしょうか?
最近、受注処理はもちろんですが、
RSLと別倉庫の在庫管理や在庫連動についてお話をする機会が増えてきたと感じます。
出荷、梱包業務をRSLにまかせて業務の効率化があがっても
各サイトの管理画面に在庫を掲載しないと注文は入りませんし、
意外と在庫数の登録は手間ですよね。
今回の記事はBOSSが対応できる範囲で、
そもそも在庫連動や同数管理のメリットについてまとめてみたいとおもいます!
基本的な2つの在庫管理方法
メーカー発送や受注生産を除いて、大体の場合この2つの管理方法になります。
今回は楽天市場、Yahoo!ショッピング、amazonの3店舗に出店している想定でそれぞれ説明します。
【配分管理】
在庫が5個ある場合、楽天市場に4個、Yahoo!は0個、amazonに1個と
配分をして在庫登録する方法です。
受注件数や商品の売れ行き次第で配分率を変えて登録している店舗様が多いです。
【同数管理】
在庫が5個ある場合、楽天市場に5個、Yahoo!に5個、amazonに5個とすべて同じ数字で在庫登録する方法です。
みなさんどちらの方法で在庫管理をされてますでしょうか?
それぞれのメリット、デメリットと解決方法についてまとめていきます!
それぞれのメリット、デメリットは?
配分管理のメリット・デメリット
5個の在庫を3サイトに分配しているので実際の在庫以上の注文が入ることはありませんよね!
注文を受けたものの、在庫がありませんでした。。というような対応は必要ないでしょう。
メリットは安心感でしょう。
あとは実績をもとに配分率を決めると思うので、そこそこ安定して在庫を回転させることができるかと思います。
でも仮にamazonで何個も買いたい方がいたとしたらどうでしょうか?
Yahoo!でこの商品を探している方たくさんいたとしたら、、
配分管理のデメリットは非常に気づきにくいですし実態としては捉えられない事が多いですが、最大のデメリットは売り逃しです。
販路を広げるために多店舗展開をしているはずが、
配分管理の場合はご自身でその販路の拡大を制御してしまっている可能性があります。
では、売り逃しを防止するために在庫をたくさん抱えると何が起こるでしょうか?
急な需要に対応することはできるかもしれませんが、
売り切ることができず長期的に不良在庫になってしまった場合は、値引きして売っていくことや、商材によっては廃棄も考えなければいけません。
利益率がガクッと落ちてしまいます。
配分管理をするために在庫をたくさん抱えるということはよっぽど余裕がない限りは得策ではないと感じます。
同数管理のメリット・デメリット
同数管理では5個在庫を持っていたらすべてのサイトに5と表示されますので、多店舗展開の強みを生かして、攻めの販売ができます。
どの店舗でも最大5個販売できる可能性を持ち続けられるのです。
販路を広げて販売機会を最大化するという点では多店舗展開との相乗効果はかなり大きなものになります。
また手元に置いておく実際の在庫を増やすことなく、最大の数で表示がされますので余分な在庫を抱えすぎてしまうリスクも回避できるようになります。
しかし、逆に怖いのは過受注です。
売れるたびに他のサイトの在庫を1つ減らしにいかないと
手元の在庫は減ってるのに、表示されてる在庫は変わらない。過受注のリスクが高まります。
油断しているところにまとめ買いされてしまったら大変です。
最大のデメリットは過受注によるレビューの悪化や
それを防止するために四六時中画面に張り付いて在庫を変える手間がかかることです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
それぞれのメリット・デメリットをまとめたうえで
どんな在庫管理が理想かを言語化してみました。
・各サイトには同数で在庫を登録することで販売機会を最大化できる
・在庫は必要以上に抱えすぎないようにする
・過受注を防止するためになるべく早く在庫を更新する
簡単なようで、業務をイメージするととっても難しいことばかりです。
在庫をどのサイトにも同じように登録する作業はサイトが多ければ多いほど大変ですし、過受注を防止するために在庫を更新するには受注件数の多い少ないに限らず突発的に対応が必要です。
「手動で、人力で頑張ってるけどできればやりたくない」
「この時間を別のことに使えたら」
と考えている方については一度在庫連動システムの導入を考えてみても良いかと思います。
幸いにもどのシステムも無料のお試し期間が用意されている事が多いですので
費用対効果については使ってみてから判断するのも良さそうですね!
在庫連動システムについてのコラムは来週以降公開していきますので、
今回の記事で在庫管理、在庫連動について課題を解決しようかなと感じていただけましたら
是非次のコラムも読んでいただけると嬉しいです!
それでは!
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